万延元(1860)年日米修好通商条約批准書の交換のため第1回遣米使節団が派遣されました。その時、好奇心旺盛な侍たちがメモしながらニューヨーク市民に牛乳を供給する牛舎を視察する絵(銅版画)がフランク・レスレー絵入れ新聞(1960・5・26刊)に掲載されました。高崎市東善寺所蔵
お知らせ |
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2020年(令和2年)1月1日
ご 挨 拶
会員のみなさま新春のご挨拶を謹んで申しあげます。
昨年は、第13回シンポジウム「明治期に誕生した牛乳搾取業の先祖をもつ末裔たち」を開催したところ、多くの皆様に参加していただき盛会裏にでき有難うございました。
本年度も乳文化史に相応しい「シンポジウム」の開催及び研究成果を盛り込んだ「酪農乳業史研究(会誌)」の発刊を中心に活動すすめます。
小さな研究会ではありますが、先人が築き上げた「酪農乳業」を後世に残さねばという「使命」を守ため、みなさまのご支援を賜りたくよろしくお願い申しあげます。
日本酪農乳業史研究会々長 矢澤好幸
新着情報 |
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ミルクで繋がる講演と交流の集い!2019
〜最新考古学の研究を通して乳利用の歴史を学ぶ〜 を開催いたします。
開催日時 2019年12月7日(土)14:00〜20:00
第一部 講演会
【日時】2019年12月7日(土)13:30受付開始、14:00〜17:10
【場所】連合会館 201会議室
千代田区神田駿河台3-2-11 TEL:03-3253-1771
【参加費】¥1,000(※学生無料)
【定員】80名
講演1
【演題】〜最新の考古学研究の成果が示す人類の乳利用の歴史〜
【講師】庄田慎矢 先生 奈良文化財研究所 主任研究員 、英国ヨーク大学 考古学科 名誉客員研究員
講演2
【演題】〜乳利用の歴史と乳糖耐性〜
【講師】堂迫俊一 先生
ミルク一万年の会世話人、乳の学術連合・社会文化ネットワーク会員
第二部 交流会
【日時】2019年12月7日(土)17時15分受付開始 17時30分〜20時
【場所】「カフェ&ダイニングバー ケーズ」
千代田区神田淡路町2-23 菅山ビル1F TEL:03-3253-3811
特別企画 日本酒とチーズのマリアージュ (予定)
【参加費】¥5,000(※学生2,000円) 【定員】50名
【締切】11月22日(金)までに、講演会及び交流会、講演会のみ、交流会のみを明確にして、?お名前 ?連絡先を添えて、メール(milk.10000year@gmail.com)でお申し込みください。
先着順となりますのでお早めにお申し込みをお願いします。
ミルク1万年の会 代表世話人 前田 浩史
ミルクで繋がる講演と交流の集い!2019(PDF)ダウンロード
第13回シンポジウム『明治期に誕生した牛乳搾取業を先祖にもつ末裔たち』を開催いたします。
日時:令和元年9月28日(土)
受付:13:30 開演 14:00 閉演 17:00
会 場:日本獣医生命科学大学 第 1 校舎 B 棟 412 教室
東京都武蔵野市境南町 1 7 1
交通:JR 中央線「武蔵境」駅南口徒歩 2 分
参加費:会員無料 非会員 1,000 円(資料代)交流会参加費 4,000 円
2019年度 酪農乳業産業史シンポジウム「日本の近代化と酪農生産の地域的広がり」が開催されます。
札幌市:10月30日(水)、大阪市:11月15日(金)、福岡市:12月2日(月)の3会場でJミルク主催(日本酪農乳業史研究会、乳の学術連合の協力)で、2019年度酪農乳業産業史シンポジウムが開催されます。
Jミルクホームページ:https://www.j-milk.jp/news/h4ogb4000000199w.html
酪農乳業史研究16号 発刊のお知らせ
酪農乳業史研究16号(2019年5月)発刊致しました。
内容は第12回シンポジウム:近代日本に於ける酪農乳業の展開と発展、他の内容となっています。とても魅力的な内容です。
ご興味のある方は是非ともご購入、一読頂ければと思います。
ホームページを更新する予定です。
当研究会に関する情報の他に、会員のみなさまの近況等もお知らせできるよう、ホームページを更新する準備を進めています。
令和元年も積極的に活動していきたいと考えています。
当研究会常務理事(事務局長)矢澤好幸氏が会長に就任いたしました。
新体制で令和元年も積極的に活動していきたいと考えています。
詳細は当ホームページにてご紹介させて頂きます。
酪農乳業の発達史の発刊のついて
酪農乳業の発達史〜47都道府県の歴史をひも解く〜の書籍を、当研究会常務理事(事務局長)矢澤好幸氏が、この度著述されました。酪農乳業の歴史に関する書籍は多数出版されていますが、本書のように各都道府県別に、県の自然環境、酪農乳業の歴史及び変遷の解説と往時を偲ぶ貴重の写真も掲載されているのが特色になっています。著者の永年の酪農乳業史の研究成果であると思われます。
本書希望の方は、JミルクTEL03−6226−6351に問合せ下さい。
酪農乳業史研究15号 発刊のお知らせ
酪農乳業史研究15号(平成30(2018)年3月)発刊致しました。
内容は第11回シンポジウム:アイスクリームの歴史を学ぶ、他の内容となっています。とても魅力的な内容です。
ご興味のある方は是非ともご購入、一読頂ければと思います。
酪農乳業史研究15号 講演1:戦後のアイスクリーム産業史”アイスクリーム協会50年史から”より引用
内容をお伝えする言葉として、編集後記をご紹介させて頂きます。
本号は第11回シンポジウム「アイスクリームの歴史を学ぶ」を特集として編集した。本邦初のアイスクリーム製造・販売は、横浜馬車道で町田房蔵が始めたとされる。当初は高価だったこともあり、日本人にはほとんど売れずに、町田も相当の損害を被ったとのことだ。その馬車道アイスクリンは、赤城乳業が当時の味を「再現」し、コンビニで昨年まで販売していた。シンポによれば、アイスクリームの販売額は、平成6年(1994)まではほぼ一直線に上昇し、平成15年(2003)までは逆に下降したが、その後回復して現在は約5,000億円となっている。チョコレートやヨーグルトよりも大きい市場規模という。
その「奇跡」のV字回復の裏に何があったのかは、特集をぜひお読みいただきたい。アイスクリームの輸入は、30億円程度で国産比率は他の乳製品に比べて格段に高い。関税率は21〜29.8%だが、3月8日に署名されたTPP11では、6年間で関税率は63〜67%、日EUEPAでは同期間に70%削減されることになっている。
現在の輸入実績では、半分以上がニュージーランドで、TPP11やEU諸国が占める割合が高い。関税率削減によって、自給率がどうなるのか注目される。プレミアアイスの代名詞となっているハーゲンダッツのアイスは、以前米国からも一部が輸入されていたが、今は国産のみという。日本人の味にそった商品開発がそうした結果を生んでいるようだ。今後の輸入圧に、その戦略がどこまで有効か、アイスクリームだけの問題ではないだろう。
本誌に執筆くださった皆さんに深甚な感謝を申し上げます。(酪太郎)
明治維新150周年に思う(2)。
小泉八雲と鴻生舎牛乳
山陰の松江市に1890(明治23)年に赴任した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン=1850?1904)は、日本各地に伝わる怪談、奇談を独自の解釈を加え情緒豊かな文学作品に仕上げた「耳無芳一」や「雪女」は余りにも有名である。
松江士族の娘小泉セツと結婚して居宅(富田屋)を構えた。八雲は毎日牛乳を飲んだ記録が残っている。
富田屋へ毎日牛乳を配達したのは、1873(明治6)に原文助が創業した牛乳製造販売「鴻生舎・こうせいしゃ」であった。牛舎、処理所、家屋敷併せて3haの地所を持って中央街で商売をしていた。
隣地は松江病院(現松江日赤病院)で、写真によると、大きな門構えに颯爽と配達車を並べた配達人の姿と、大きな看板には「松江病院御用達」「蒸気消毒牛乳(殺菌)」とある。71年間、松江地方の牛乳普及啓蒙をはかり1944(昭和19)年に惜しくも終焉している。
往時を偲ぶ法被、コップなど末裔の6代目が保存しているという。(写真・湖都松江vol8より)
写真は鴻生舎の牛乳配達員
明治維新150周年に思う。
今年は明治維新150周年に当たり、各所で近代化の変遷史のイベントがあるようです。酪農乳業界もその足跡の情報収集に取り組んでいます。
明治期に活躍した西郷隆盛を語る、大河ドラマ「西郷ドン」もその一環で、その山場は明治10(1877)年に勃発した西南の役でした。
鹿児島酪農の先駆者・知識兼雄が経営する吉野牧場も戦火のため、牛を奪われ、畜舎、家屋、製乳設備など灰燼に帰してしまいました。
兼雄とその娘恵津は女ながら抜刀して畜舎を守りましたが、衆寡敵せず牛一頭残しただけでした。
(しかし知識兼雄は翌年政府から授産資金1万円借り再興を図りました。)
その模様は当時の鹿児島新聞に「吉次山放牛の圖」として錦絵が掲載されました。
官軍が闘う畜舎の前で牛が暴れている様子をリアルに描かれ後世に残しています。
現在「酪農乳業史研究(NO15)」2月中旬の発刊を目途に編集作業を進めています。(編集委員会)
酪農乳業史研究(NO14号)を発刊しました。
内容は、 第10回シンポジウム:近代酪農発祥の地。
・牛用飼料の歴史
・池袋には牛がいた〜この町にあった牧場〜(小学生の作品)など多くの読み物が満載。
65頁により構成されています。(頒布価格2,000円)
お問い合わせは小泉まで:koizumi.seiichi@nihon-u.ac.jp
第11回シンポジウムは平成29年9月16日(土)に「アイスクリームの歴史を学ぶ…華麗なる乳文化を与えてくれたもの…」と題して日本大学櫻門会館で開催されました。
主旨:文明開化と共にやってきたアイスクリームは冷たい感触の魅力をもつ、乳の製品として150年年の歴史をもって培ってきました。
高貴の人から庶民の食べ物に変わり、そして現在では多様性に富んだアイスクリームとなり、多くの人々に愛される乳文化を与えてくれました。
■事務局より
第11回シンポジウムにお越し頂き誠に有難う御座いました。お蔭さまで多くの方に参加していただき盛会裏のうちに終了しました。
この場をお借りして、ご来場いただいた皆様、ご講演をいただいた皆様、そして関係者の皆様に厚くお礼を申し上げます。
この結果につきましては「酪農乳業史研究NO15号」に詳細に報告いたします。(平成30年1月発刊予定)
写真? 中瀬会長の挨拶
写真1 「日本のアイスクリームの歩み」と題して貴重講演する細野明義信州大学名誉教授
写真2 パネルディスカッションの風景(右より矢澤好幸氏・細野明義氏・和氣孝氏・二村英彰氏)
写真3 アイスクリームの試食(休息の憩いの楽しみ・中西牧場提供)
写真4 ポットフリーザー(1910年)(公益財団法人中田俊男記念財団牛乳博物館蔵)
写真5 アイスクリーム販売自伝車(玩具)(1940年)(公益財団法人中田俊男記念財団牛乳博物館蔵)
■池袋には牛がいた……(Part 1・2)
平成29年5月20日(土)ミルク1万年の会(協力日本酪農乳業史研究会)はブラミルク@東京第3弾〜大正から昭和初期の東京酪農の足跡探訪〜が開催された。
池袋にある島田牧場(明治40年?昭和3年・牧場跡地、現池袋の森)を訪ねた。
牧場を調査し論文に纏めた日原すみか(板橋小1年)さん、日原知佳(板橋小3年)さん、日原未知子(母)さん親子3人が牧場の内容を現地で報告された。
図書館振興財団より優秀賞もらっている大変の労作である。
パート1は酪農乳業史研究(14号)に掲載した。
パート2は15号に掲載予定である。
■牛の草の食べ方と歯の役割
牛は長い舌をのばし、巻きつけるようにして草を口の中にいれます。
そして微生物(びせいぶつ)が消化しやすいように奥歯ですりつぶすようにかみくだきます。
このため牛の前歯は下あごにしかありません。
上顎(うえあご)は歯茎(板)だけです。
この時大切な役目を果たすのが唾液(だえき)です。
唾液は乾いた草をしめらせ、飲み込みやすくする働きがあり、唾液の量は一日100〜150リットルにもなると言われます。
又牛の歯の本数は32本です。
特徴は下の前歯8本ありますが上の前歯ありません。
奥歯は左右3本です。
成長していく過程で乳歯が永久歯に生えかわります。
歯が生えかわる時は、何となく口が気持ち悪くなり、牛によって餌(えさ)喰(く)いが悪くなると言われます。
この時に歯が生え変わり、餌槽(えさそう)に歯が落ちます。
餌槽を掃除するときに喰(くい)残(のこ)しの牧草と一緒に堆肥化(たいひか)されます。
その後畑に散布(さんぷ)するので畑の土から発掘される事があります。
牛の歯は虫歯になりません。
理由は反芻(はんすう)動物(どうぶつ)だからです。
〈1日12時間反芻し唾液で歯をみがく。〉
また、虫歯菌が好むのは砂糖ですが牛は糖分の少ない牧草を常食するからです。
標本になっている歯は、水戸市徳川牧場(徳川好子さん)の畑で発掘されたものです。
(公益財団法人中田俊男記念財団牛乳博物館提供)
◎エクスカーションの終了いたしました。
現地で知る 嶺岡牧文化
チッコカタメターノ食文化
嶺岡牧・黎明期の製乳業
チッコカタメターノ食を体験するとともに現地が示す多面的情報を見詰め、暮らしと産業の両面における日本食生活近代化遺産である嶺岡牧及びそれと関連した黎明期製乳業の実態と歴史的意義を考える。
【集 合】11月20日(日)8:30 築地三井ビル(Jミルク)前 中央区築地4-7-1
東京メトロ日比谷線築地駅or東銀座下車・徒歩3分 (集合後はバスにて移動)
【参加費】2,500円(昼食費・資料代等を含む)、バス代無料(帰りの電車代は自己負担)
【行 程】
8:30 築地三井ビル(Jミルク)前発 →10:30 JR安房鴨川駅 ファシリテータ合流→バスで移動→10:45〜11:00 房総煉乳玉川工場(明治乳業の誕生地)→11:15〜11:45 千葉県酪農のさと酪農資料館→11:50〜12:00 真田煉乳牛酪製造所(森永乳業の誕生地)→12:00〜12:10 磯貝安房煉乳所(安房地区最古の煉乳所)→12:30〜13:15 大山千枚田・古民家レストランごんべえ 昼食→13:20〜15:30 嶺岡牧 馬の背北麓(元名仮囲,野馬土手,石切丁場,木戸跡,細野愛宕神社,馬頭観音,牛馬墓地,牧士吉野宅跡)→16:00 JR安房鴨川駅解散
●JR安房鴨川駅発上り
16:15発→18:24 東京着 JR特急新宿わかしお・新宿行
16:36発→18:40 東京着 JR特急新宿わかしお18号
【服装他】山歩きができる服装
小雨決行
【申込み】日本酪農乳業史研究会事務局に、E-mailで申し込み。
(日本大学生物資源科学部内)
E-mail sato.shohei@nihon-u.ac.jp (本件担当の佐藤)
定員:先着20名様
〆切:11月15日(必着)
記入事項:エクスカーション申込、氏名、自宅住所、年齢、緊急連絡先
(自宅住所、年齢は保険契約で使用)
第10回シンポジウムは平成28年9月24日(土)に「嶺岡牧場の発祥と発展の変遷」と題して日本大学櫻門会館(中央線市ヶ谷下車)で開催されました。
■事務局より
先日は、第10回シンポジウム 近代酪農発祥之地「嶺岡牧」にお越し頂き誠にありがとうございました。
お陰様で多くの方々にご来場頂き盛会のうちに終了いたしました。
この場をお借りして、ご来場いただいた皆様、ご講演いただいた皆様、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
第10回シンポジウム 近代酪農発祥之地「嶺岡牧」
主旨:嶺岡牧は徳川幕府の庇護のもとに牛を放牧・蕃殖し、白牛酪を製造してきた歴史的記録を有している事から、近代酪農之発祥地であると言われています。
今回のシンポジウムでは、近年、現地で活発に実施されている嶺岡牧の遺構及び古文書調査を踏まえ、科学的研究の成果が明らかになってきました。
加えて、これからの嶺岡牧の遺産の在り方を考える上で新たな知見・理論を提案します。
月日 平成28年9月24日(土)12:30分受付開始
会場 日本大学櫻門会館(中央線・総武線市ヶ谷駅下車徒歩3分)
東京都千代田区5番町2−6 (03−5275−8143)
お申込 シンポジウム参加申込書をダウンロードして
ご記入後FAXをお願い致します。
事務局 日本酪農乳業史研究会 (sato.shohei@nihon-u.ac.jp)
締切 平成28年9月20日(火)迄
エクスカーション終了いたしました。
現地で知る 嶺岡牧文化
チッコカタメターノ食文化
嶺岡牧・黎明期の製乳業
酪農科学シンポジウムで第10回シンポジウム「嶺岡牧場の発祥と発展の変遷」をPRしてきました。
編集部より |
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活動状況 |
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平成28年3月27日(日)「第9回シンポジウム」が無事終了しました。
「第9回シンポジウム」
平成28年3月27日(日)日本獣医生命科学大学において、第9回シンポジウムが85余名を迎えて盛会裏に開催されました。
内容は「飲用牛乳の殺菌方法とその変遷」と題して行われ、牛乳の殺菌が1927年に定められ牛乳の安全性が保たれてきました。
講演内容は
・飲用牛乳の殺菌方法とその歴史
・HTST・UHT殺菌の変遷
・国産殺菌装置の変遷
・ロングライフミルクの常温流通への道のりでありました。
パネルリィスッカッションでは参加者から活発な質疑応答で牛乳を衛生的に作るため殺菌の役割が必要であると纏められました。
さらに併設展示で「我が国の牛乳容器の変遷」と称して、明治から平成まで15本の貴重な壜が展示され、その歴史をみることが出来ました。
「第8回シンポジウム・日本における発酵乳の定着とその発展史」平成27年4月25日(土)は80名以上の方にお越し頂き、無事に終えることができました。
回を重ねるごとに、皆様方の強い関心をひしひしと感じております。
今後も皆様方のご期待に添えるよう、優良な情報を提供して行きたいと考えておりますので、応援よろしくお願い致します。
どうも、ありがとうございました。(事務局一同)
平成27年4月25日(土)「第8回シンポジウム・日本における発酵乳の定着とその発展史」を日本大学桜門会館(市ヶ谷)で13時30分から開催いたしました。
第8回シンポジウム・日本における発酵乳の定着とその発展史
月 日 平成27年4月25日(土)13時30分〜17時00分
会 場 日本大学櫻門会館(JR市ヶ谷駅下車3分)
参加費 会員外 1,000円 交流(懇親)会費 4,000円。
内 容
基調講演
日本における発酵乳製品の起源とその後の変遷史
(日本乳業技術協会代表理事 細野明義氏)
講演
カルピスの開発と販売にまつわる秘話
(カルピス株式会社研究戦略部 山本直之氏)
シロタ株を用いた製品開発の歴史について
(株式会社ヤクルト本社中央研究所上席参与 松岡良彰氏)
戦後の発酵乳の消費動向と規格・表示・容器等の変遷
(全国発酵乳乳酸菌飲料協会専務理事 南俊作氏)
日本における初期の乳酸菌研究とその後の展開
(元日本大学生物資源科学部教授 森地敏樹氏)
パネルディスカッション
日本における発酵乳の定着とその発展史
併設展示:我国の乳業の開祖前田留吉(喜代松・源太郎含む)展
幕末及び明治期にかけて活躍した前田留吉の20代・30代・40代・50代・60代の写真を提示し「新銭座の親方」と呼称された留吉の功績を紹介しました。
さらに牧場の図面及び牧場風景、警視庁許可書、昭和初期に牧場で頒布したグラスなど当時の貴重な資料も展示しました。
前田一族である前田喜代松の功績である、北辰社の広告及び喜代松が出版人となって刊行した「酪農提要」の広告及び書籍(明治19年刊行)を提示しました。
さらに前田源太郎(源養舎)の功績も紹介しました。
そして、明治・大正・昭和の於いて酪農乳業(搾取業)の老舗として貢献した前田一族の家系図を紹介しました。
交流会(懇親会)(17時20分〜19時00分)
第7回日本酪農乳業史研究会
シンポジウム要旨ダウンロード
日時 平成26年6月28日(土)
受付 13:00 開演14:00〜閉演17:00
会場 日本大学櫻門会館 3階会議室
東京都千代田区5番町2-6 TEL:03-5275-8143
交通 JR総武線・中央線市ヶ谷駅下車徒歩3分
参加費 会員:無料 非会員:資料代 1,000円
<お問い合わせ先>
日本酪農乳業史研究会
〒252-0813
神奈川県藤沢市亀井野1866
日本大学生物資源科学部畜産マ-ケテング研究室内
TEL・FAX 0466-84-3648